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2025年2月「ののはな劇場」「こどもの『今』を大切に~遊びが育む、未来の力~(講演会)」


乳幼児のための人形劇「ののはな劇場」(2025.2.11開催)


立川市地域文化振興財団の『財団どこでもステージ』事業として「劇団ののはな」による乳幼児向け人形劇を立川市柴崎会館にて開催しました。(主催:立川子ども劇場/公演:劇団ののはな



この日は、0歳〜3歳までの乳幼児を対象にしていて会場にはたくさんの子どもたちが集まってくれました。

開演とともに観客の心を一瞬で掴む陽気な歌声とカラフルな人形たちのおもしろい動きに釘付けになる子どもたち。

「カエルのうた」や「こぶたぬきつねこ」など誰でも知っている童謡と短い劇がテンポよく切り替わる構成で、人形たちのコミカルな動きに身体を乗り出して夢中になっていました。



全員に配られたカエルのおもちゃのお土産には、子どもたちよりも嬉しそうなお父さんたちの喜ぶ声が聞こえてきました。家に帰ってからも今日の人形劇を思い出してお子さんと一緒に遊ぶ様子が目に浮かぶようでした。


劇団ののはなさんの「ののはな」にこめた思い

野の花は、大地や雨、お日様の恵みをもらい花を咲かせ、やがて実を実らせます。そして、またその実を大地に返すのです。「劇団ののはな」もそんな活動でありたいと「ののはな」という名をつけました。


子どもたちの笑顔や歓声は、未来を明るく照らします。

好奇心が旺盛で、行動力がある、子どもらしい時代を、のびのびと生きてもらいたい。そんな子どもたちのために人形劇を届け続けています。


また会える日を楽しみにしています。ご参加くださった皆さまありがとうございました。





「こどもの『今』を大切に~遊びが育む、未来の力~(天野秀昭氏講演会)」(2025.2.9 開催)


立川市三中学区「教育と子どもを考える会」と立川子ども劇場が、今の子どもたちにとって大切な「遊び」について考えるというテーマで、天野秀昭氏をお呼びして講演会を開催しました。

天野秀昭氏
天野秀昭氏

講師の天野秀昭さんは、冒険遊び場でのボランティア経験を活かして、「日本冒険遊び場づくり協会」を開設されました。子どもたちにとっての「遊び」とは何か、遊びの本質について知ってもらうため、全国で講演活動をされています。

子育て経験のアリ、ナシに拘らず、すべての大人に聞いてもらいたい、そう思える内容でした。


【講師紹介:天野秀昭氏】
1958年、東京生まれ。1980年、冒険遊び場「羽根木プレーパーク」で1年間、派遣ポランティアで活動後、プレーパーク初代有給プレーリーダーとなる。その後、世田谷のみでなく全国の冒険遊び場作りを支援しつつ、特定非営利活動(NPO)法人「日本冒険遊び場づくり協会」を開設。また、18歳までの子ども専用電話「せたがやチャイルドライン」の運営にもあたる。(福)世田谷ボランティア協会プレーパーク・チャイルドライン事業担当専門員。

著書:『「遊び」の本質』『よみがえる子どもの輝く笑顔』


近所の公園の看板の話から始まります。

「〇〇してはいけません」

「〇〇をすると危険です」

このような看板と注意書きの中で育った子どもたちに何が起きるのか。


天野さんのお話から日頃感じていた違和感が不思議とスルスルとなくなっていく感覚があり、「遊びの本質」と「生きる力」について深く考えることで何かスッと心が軽く、楽になっていきました。


天野さんの言葉で「私は子どもを褒める時こそ慎重になる」という言葉がありました。

その子を褒める時の「ことば」が「誰かにとっての都合のいい子」になってしまうことがあるから、と。


何気ない言葉の一つひとつに子どもたちは心を動かし、感情を育んでいます。

大人である私たちも一緒に心を寄り添いながら子どもたちの「今」を大切にした遊びを届けていきたいと思いました。




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